吉田・スティーブンスが守ってFWがしっかり決める! 理想的な形でセインツが4得点快勝
連敗をストップ
得点を喜ぶガッビアディーニ photo/Getty Images
現在リーグ戦で2連敗中だったサウサンプトンは、11日に敵地で最下位のサンダーランドと対戦した。この試合でもサウサンプトンは若いジャック・スティーブンスと日本代表DF吉田麻也のセンターバックコンビで臨んでいる。
序盤はホームのサンダーランドが積極的な攻撃を仕掛け、サウサンプトンは守備の時間が続く展開に。セットプレイのピンチなどもあったが、サウサンプトンは吉田とスティーブンスを中心にしっかりとディフェンス。サンダーランドも決定機と呼べるものはそれほど多くなく、堅守で知られるサウサンプトンを崩し切れなかった。
そのサンダーランドの攻撃を防ぐと、前半30分にサウサンプトンがチャンスを迎える。左サイドバックのバートランドがクロスを送ると、これに今冬加入したガッビアディーニが頭で飛び込んで先制に成功。序盤はサンダーランドにボールの支配を許したが、サウサンプトンが1つのチャンスから簡単に得点を奪って見せた。
さらに前半終了間際には、タディッチのパスをペナルティエリア内で受けたガッビアディーニが巧みにターン。相手DFはこれについていくことができず、最後はガッビアディーニが右足で決めてリードを2点に広げた。サウサンプトンは得点力に問題を抱えていたが、新加入のガッビアディーニが早々にフィットしている。
サウサンプトンは後半もピーナール、ボリーニ、ハズリと攻撃的な選手を投入してきたサンダーランドの攻撃を抑え込み、機を見てカウンターで仕掛ける展開でペースをつかむ。すると89分、バートランドのグラウンダーのクロスをサンダーランドが処理できず、オウンゴールという形で3点目。さらにロスタイムにはロングがシュートを決めてリードを4点に広げた。
吉田、スティーブンスらを中心にしっかりと守り、ガッビアディーニやロングといった決めるべき選手がチャンスを活かす。サウサンプトンが理想的な展開で連敗をストップした。
[メンバー]
サンダーランド:マンノーネ、デナイエル、ラミーヌ・コネ、オシェイ(ピーナール 46)、ビリー・ジョーンズ、オビエド、ラーション(ボリーニ 58)、エンドング、ギブソン(ハズリ 81)、ヤヌザイ、デフォー
サウサンプトン:フォースター、ソアレス、スティーブンス、吉田麻也、バートランド、スティーブン・デイビス、ロメウ、ウォード・プラウズ、タディッチ(ホイビュルク 82)、レドモンド、ガッビアディーニ(ロング 72)
[スコア]
サンダーランド 0-4 サウサンプトン
[得点者]
サンダーランド:
サウサンプトン:ガッビアディーニ(30、45)、OG(89)、ロング(90+2)