ついに3バックを捨てたアモリム 4バックについて「多くの危険を生み出す唯一の方法だった」

4バックで戦う判断を下したアモリム監督 Photo/Getty Images

4バックでニューカッスルに勝利

プレミアリーグ第18節、マンチェスター・ユナイテッドはニューカッスルにホームで1-0と勝利し、暫定5位に順位を上げた。

この試合で、注目を引いたのはマンUのフォーメーションだ。メンバーを見るといつもの3バックと思いきや、ディオゴ・ダロト、エイデン・ヘブン、リサンドロ・マルティネス、ルーク・ショーが4バックを形成。これまで左WBとして使われていたパトリック・ドルグは右ウイングという意外な位置にポジションをとっていた。

そのドルグの決勝ゴールによってニューカッスルを下したマンU。試合後、ルベン・アモリム監督は4バックシステムについて問われ、以下のように答えている。

「前半は、(4バックが)より多くの危険を生み出す唯一の方法であることを示したと思う。4バックで、内側により多くの選手を配し、ボールをキープすることも。昨年の試合では、1対1でアウトサイドで負けたのを覚えている。だから選手たちのプレイを想像して、安心感を得ようとしたんだ」

「ドルグをより前線の位置に配置することで、責任が均等に分散され、ボールを失う自由度が増し、パトリックのプレイが向上したと思う。ウガルテも今日はとても良い1日だった」

アモリムといえば3バックがトレードマークであり、このシステムに固執しているようにも見えたが、最近は柔軟なところを見せるようになっている。ボーンマス戦でも試合途中から4バックに切り替える戦術を見せていた。「ローマ教皇でも私のやり方を変えることはできない」と主張してから2カ月以上が経っている。

「無失点、バック4、メイヌーは負傷。記者会見は必要ないと思う。話題はすべて終わった。家に帰ってボクシング・デーを楽しむよ」

アモリム監督はこのようにジョークを飛ばした。4バックが成熟し、マンUが柔軟にシステムを使い分けるようになれば、シーズン後半はさらに順位を上げてくるかもしれない。


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