パルマーは現代では“絶滅危惧種”となった10番タイプ? チェルシーとイングランド代表に必要な創造性「魔法みたいな個性」

今季は離脱が続いているパルマー photo/Getty Images

2026W杯でも必要な戦力

今季は負傷離脱が続いてしまっているが、今のチェルシーにはやはりMFコール・パルマーが欠かせない。それは2026ワールドカップ制覇を狙うイングランド代表にとっても同じで、パルマーは特別な違いを生み出せる。

チェルシーOBのトニー・ドリゴ氏は、現代のサッカーでは絶滅危惧種のタイプだと語る。2列目から違いを作るプレイスタイルには1990年代の選手を思わせるところもあり、ドリゴ氏は最高のクリエイターだと称賛している。

「80年代と90年代は、本当に自分らしくいられた。でも、今はそうもいかない。その点でパルマーは新鮮だと思う。リーズ時代のチームメイトだったバッティを少し思わせる。バッティは他人がどう思うかなんて全く気にしていなかったからね。パルマーにもそういうところを失ってほしくない。魔法みたいな個性だから。彼は古き良き時代を彷彿とさせる存在だ。当時のサッカー界ではクリエイターと呼べる選手がいたからね」

「誰もが求める昔ながらの10番の選手は現代サッカーでは絶滅危惧種であり、パルマーはまさにそうした選手だ」(『FourFourTwo』より)。

2026W杯までにはコンディションを戻してほしいところで、世界中がパルマーのプレイを求めている。チェルシーにとっても欠かせない戦力で、チェルシーが上を目指すにはパルマーが必要だ。



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