ヴィルツ起用の最適解を模索しているリヴァプール 識者は現状について「バランスが取れていない」と指摘

リヴァプールのフロリアン・ヴィルツ photo/Getty Images

公式戦2連敗中

4日(現地時間)、リヴァプールはプレミアリーグ第7節でチェルシーと対戦する。同クラブは前節クリスタル・パレス戦(1-2)、そして9月30日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でのガラタサライ戦(0-1)に敗れて公式戦2連敗中であり、悪い流れを断ち切るためにも勝利が必要な状況となっている。

チェルシー戦での注目点は、フロリアン・ヴィルツの起用法だろう。今年夏の補強の目玉としてレヴァークーゼンから加入したものの、ヴィルツはここまでプレミアリーグではゴールもアシストも記録していない。そのためジェイミー・キャラガー氏やウェイン・ルーニー氏といった識者たちはヴィルツを先発メンバーから外すべきだと主張している。

現役時代にバイエルン・ミュンヘンやマンチェスター・ユナイテッドで活躍したオーウェン・ハーグリーヴス氏も、リヴァプールはまだヴィルツをチームに組み込むための最適解を模索していると見ている。イギリスメディア『TNT Sports』の取材に対して同氏は以下のように語っている。

「ライアン・グラフェンベルフ、アレクシス・マック・アリスター、そしてドミニク・ショボスライで構成されていた昨シーズンのリヴァプールの中盤は、プレミアリーグでベストの中盤だった。今のリヴァプールはここにフロリアン・ヴィルツを入れることを試みていて、その結果としてショボスライが急に右サイドバックで使われるようになった。これはバランスが取れていない。リヴァプールには素晴らしい選手がたくさんいる。彼らの問題点は、正しいバランスを取り戻すことだけだ」

過密日程であることを考慮して、アルネ・スロット監督がチェルシー戦でメンバーを入れ替える可能性は十分にある。ヴィルツはクリスタル・パレス戦では74分まで、ガラタサライ戦ではフル出場だったことから先発を外れてもおかしくはないが、果たしてスロット監督はどのような決断を下すのだろうか。

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