スマホ世代な最近の若者は90分もサッカーを見てくれない? ナポリ会長が感じる危機感

ナポリの会長を務めてきたデ・ラウレンティス氏(右) photo/Getty Images

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スマホなど途中で気が散ってしまうことも

サッカーの試合は90分間あり、最近はアディショナルタイムが10分近くなることも珍しくない。前後半合わせて100分近く時間がかかることもあるが、これは今の若者たちのライフスタイルに合っているのだろうか。

サッカー界の未来へ改革が必要と訴えるのは、ナポリの会長を務めるアウレリオ・デ・ラウレンティス氏だ。

独『Sport Bild』によると、同会長は今の若者が最後まで試合を見てくれなくなっていると感じているようで、「子供や若者が気を散らされることなく、ハイライトだけを見て満足しないようにすべきだ」と語る。
その取り組みの1つとして、セリエAに関しては現在の20チーム制から16チーム制に絞るべきとの考えを示している。試合数を減らし、1試合1試合の質を高めた方が良いとの考えだ。

また、有料配信が当たり前となっている現状を変え、再び広告収入をベースとして無料テレビ放送にすべきとも主張している。有料配信によって一部顧客がサッカーから離れてしまったところもあり、無料放送によって数百万人単位のファンを取り戻せるとの考えだ。

同会長は映画プロデューサーでもあるが、最近は映画の途中でもスマホを見る人が増加しているとも言われる。これはスポーツでも同じことが言えるはずで、試合に熱中してもらうためには何かを変える必要があるのかもしれない。

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