チケット代がなんと“3倍”に値上がり マンUオーナーの金策はアカデミーの試合にも波及

共同オーナーのラトクリフ氏 Photo/Getty Images

ファンの反応はさまざまな様子

INEOSグループを率いるサー・ジム・ラトクリフがマンチェスター・ユナイテッドの株の一部を取得し、共同オーナーとなって1年半ほどが経過した。ラトクリフ氏はクラブ経営のさまざまな部分にテコ入れを行なっており、大幅な人員の削減やチケット代の値上げなどで収入の増加を図っている。

そしてこのたび、アカデミーの試合にもテコ入れがなされることになったようだ。英『THE Sun』は、9月24日にオールド・トラッフォードで行われるU-21チームのアスレティック・ビルバオ戦のチケット価格が3倍になったと報じた。

昨年11月に同じく本拠地で行われたAZアルクマール戦のチケットは大人3ポンド、子供1.5ポンドだったという。今回のアスレティック戦では大人10ポンド、子供5ポンドとなっており、チケットは3倍以上高くなっている。

しかしファンの反応はさまざまなようだ。昨年、ファーストチームのチケット代が値上がりした際はファンの激しい拒否反応を引き起こしたが、同紙によると否定的な意見ばかりではない。「何も悪いことはない。ほんの数ポンドだ」とあるファンは答えたという。

マンUは選手に対する巨額の報酬などが足枷となっており、ラトクリフ氏は批判を受けながらも財政の改善に努めてきた。しかし今回の改訂はアカデミーの試合としてはかなり強気の価格設定であり、たとえばセント・ジェームズ・パークでは大人7ポンド、子供は無料であるという。

さまざまなところで金策を行うラトクリフオーナー。ファーストチームは不調だが、財政面でクラブを立て直すことはできるだろうか。

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