再建途上のレアル・マドリード OBトニ・クロースはシャビ・アロンソを支持 「チームに多くのものをもたらす」

選手達に指示を出すシャビ・アロンソ監督 photo/Getty Images

規律とハードワーク重視に変貌

昨年から再三にわたって次期監督候補として名前が挙がっていたシャビ・アロンソ監督を新指揮官として迎え入れたレアル・マドリードは、優勝をめざして臨んだクラブワールドカップではパリ・サンジェルマンに0-4で敗れて準決勝敗退に終わった。

しかし、ディーン・ハイセンやゴンサロ・ガルシアをはじめとした新戦力がチームを牽引するなど、無冠に終わった今シーズンからの巻き返しを期待させるようなポジティブな変化が白い巨人から見て取れたことは確かだ。

とりわけ注目されるべきは、シャビ・アロンソ監督の就任以降チーム全体での守備意識が向上し、前線からのハイプレスの強度やボールを失った際の切り替えのスピードが大きく改善していることだ。カルロ・アンチェロッティ前監督の頃と比べて、今のレアルは規律とハードワークを重んじるチームになりつつある。

このシャビ・アロンソ監督によって推し進められているチーム再建は、レアルのOBで昨年夏に現役を引退したトニ・クロース氏も支持している。自身が運営するポッドキャスト『Einfach mal Luppen』の中でクロース氏は以下のように語った。

「全員で守備をする意識があれば、それはチームに多くのものをもたらす。ボールを奪い返した時、より多くのエネルギーを得られるようになる。再び頂点に立ちたいのであれば、最も大事なのは目標に対する取り組み方だよ」

「僕はシャビのことを信頼している。彼は自分の中にある明確なイメージを選手達に伝えていくはずだ。肝心なのは試合を支配すること。良い守備ができれば攻撃も良くなる」

現在シャビ・アロンソ監督が取り組んでいることは、覇権奪還に向けて必要不可欠なものであるというのがクロース氏の意見のようだ。


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