バルセロナ幹部とテア・シュテーゲンが数日以内に面談実施 正GKから3番手への降格通達

バルセロナのテア・シュテーゲン photo/Getty Images

本人は残留の意向

昨年9月に右膝膝蓋腱断裂の大怪我によって長期離脱を強いられたことは、バルセロナのマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンのキャリアに大きな影響を及ぼしている。

テア・シュテーゲンの負傷直後、バルセロナは彼の代役として一度は現役引退を発表していたヴォイチェフ・シュチェスニーを急遽獲得したが、同選手はシーズンを通して周囲の期待を大きく上回る質の高いパフォーマンス発揮してバルセロナの国内三冠に大きく貢献。テア・シュテーゲンが戦列復帰を果たした今年5月以降もハンジ・フリック監督はシュチェスニーを先発で起用し続けた。

今月7日にはシュチェスニーの2年間の契約延長も発表された。新シーズンも彼が正ゴールキーパーとして起用され、これまでバルセロナの絶対的な守護神として活躍してきたテア・シュテーゲンは控えに回る可能性が高いと見られている。

こうした中、スペイン紙『Sport』は、フリック監督とスポーツディレクターのデコ氏が13日もしくは14日にテア・シュテーゲンと面談を実施し、その場でテア・シュテーゲンをシュチェスニー、そして新加入のジョアン・ガルシアに次ぐ3番手のゴールキーパーとして評価していることを伝える予定であると報じている。

3番手であればテア・シュテーゲンの出場機会は大幅に減少するため、同選手が移籍を決断する可能性は十分にある。

しかし、ドイツ紙『Sport Bild』によれば、テア・シュテーゲンには現時点で移籍する考えはなく、このままバルセロナに残ってシュチェスニー、ガルシアとのレギュラー争いに挑むつもりであるという。また、前述のスペイン紙『Sport』も、テア・シュテーゲンは少なくとも年明け1月の冬の移籍市場が開くまではバルセロナに残って状況を見極める方針であると伝えている。

これらの報道通りであれば、テア・シュテーゲンにとって新シーズンは自身の実力を証明するための勝負の年になりそうだ。

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