新シーズンのセリエAはデ・ブライネも加えたナポリの連覇が有力? 指揮官変更&ベテランが多いインテルは難しくなるとの予想も

2024-25シーズンのセリエAを制したナポリ photo/Getty Images

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コンテ体制継続は大きな強みになる

インテルとの激闘を制し、2024-25シーズンのスクデットを手にしたナポリ。当然新シーズンに目指すは連覇だ。

ナポリは2022-23シーズンもセリエAの頂点に立ったが、続くシーズンは一気に10位まで順位を落としてしまった。ナポリサポーターにとっては苦い記憶のはずで、今回こそは大きく順位を落とすことなく上位をキープしたいところ。

開幕前の予想が当たるとは限らないが、伊『Calciomercato』は現時点でナポリの連覇が有力との見方を示している。まだ移籍市場は続くが、すでにナポリはマンチェスター・シティを離れたMFケビン・デ・ブライネを獲得している。34歳とベテランの年齢にはなっているが、そのゲームビジョンやキック精度は健在だ。デ・ブライネ加入で攻撃の質が一段上がるのは間違いないだろう。
気になるのはライバルの存在だが、昨季スクデットを争ったインテルは指揮官がシモーネ・インザーギからクリスティアン・キヴに交代している。1つのサイクルが終わったとも言うこともでき、44歳のキヴはまだまだ駆け出しの指揮官だ。昨季終盤からパルマを指揮していたとはいえ、セリエAでの経験はこれだけだ。インテルがキヴを指名したのはちょっとしたギャンブルとも言える。

さらにインテルはベテラン選手も多く、DFフランチェスコ・アチェルビ(37)、GKヤン・ゾマー(36)、MFヘンリク・ムヒタリアン(36)、マッテオ・ダルミアン(35)など、30代後半のプレイヤーもいる。昨季タイトルを獲得できなかったショックをどこまで軽減できているかも気になるところで、現段階でインテルを優勝候補にプッシュするのは難しいかもしれない。

それは長期政権を築いてきたジャン・ピエロ・ガスペリーニが去ったアタランタ、昨季は指揮官交代などドタバタ気味だったユヴェントスも同じだろう。ナポリはひとまずアントニオ・コンテ体制を継続することができそうで、安定感という点では昨季王者ナポリが一歩リードか。

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