銀行保証未提出で“37ゴール男”のトルコ移籍が難航か ナポリは保証なしでの売却を拒否へ

ガラタサライでプレイしていたオシムヘン photo/Getty Images

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決断迫る展開に

ヴィクター・オシムヘンの去就を巡る交渉が緊迫の局面を迎えている。イタリア王者ナポリとトルコ王者ガラタサライの間で、現在も取引成立に向けた直接会談が行われていると、ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏が報じた。

両クラブはすでに条件面で大枠の合意に達しているが、ネックとなっているのが「銀行保証」の有無である。ナポリ側はUEFAによる国際移籍の監督義務とは別に、独自のリスク回避策としてガラタサライに銀行保証の提示を要求している。しかし、現時点でトルコ側はこれに応じておらず、交渉は足踏み状態にある。

UEFAの規定上、国際移籍では銀行保証は義務付けられていない。だが、ナポリは大型移籍における財政的な安全性を重視しており、今回のオシムヘン取引に関しても例外ではない。保証の提出がなされない限り、契約書へのサインには応じない構えを示している。
ナポリのスポーツディレクターであるマウリツィオ・マンナ氏は、現在ナポリでガラタサライの代表団と直接会談を行っており、問題解決に向けた協議が続いている模様である。ナポリはあくまで「保証の提出が成立の絶対条件」としており、この点が覆らなければ、ガラタサライの正式オファーも拒否される可能性がある。

しかし、交渉が長引けばナポリ側のスタンスが変化する余地も残されており、最終的に保証なしで妥結する可能性も完全には排除されていない。トルコ王者がビッグディールをまとめにかかるのか、それともナポリの要求に応じて保証を差し出すのか。今後、数日が勝負となる。

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