マンUとモナコが獲得を巡り火花? 2000万ユーロの守護神に争奪戦勃発

トリノで活躍するミリンコビッチ・サビッチ Photo/Getty images

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名門が注視

この夏の移籍市場で急浮上しているのが、トリノに所属するGKヴァンヤ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチである。『Foot Mercato』によると、ASモナコがこのセルビア代表GKの獲得に向けて正式に接触を図ったようだ。

2024-25シーズンのミリンコヴィッチ・サヴィッチは、セリエAで98セーブ、セーブ率77.5%という驚異的なスタッツを記録し、クラブの堅守を支えた立役者となった。PK戦での活躍も含め、そのパフォーマンスが評価されている。

この活躍を受け、マンチェスター・ユナイテッドが早い段階から関心を示していた。正守護神アンドレ・オナナに対する評価が揺れる中、ユナイテッドは後任候補として同選手をリストアップ。チェルシーも動向を注視しており、ナポリに至っては交換要員を含めた提案を行っていたとされる。
しかし、ここに来てモナコが本格参戦。クラブ間での過去の取引実績を背景に、トリノとの関係性を武器に交渉を優位に進めたい考えのようだ。ただし、ミリンコヴィッチ・サヴィッチ側は急いでおらず、契約には慎重な姿勢を保っている。

その理由の一つが、2025年7月末まで有効とされる2000万ユーロの契約解除条項である。この比較的低額な条件により、マンチェスター・シティやACミランなど複数のビッグクラブが注視していると『Foot Mercato』は伝えている。

現時点では移籍先は決まっておらず、交渉の行方に注目が集まっている。ミリンコヴィッチ・サヴィッチの決断は、今夏の移籍市場の鍵を握るひとつのターニングポイントとなるかもしれない。

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