“NEXT・ギャリー・ネヴィル”からの転落 有罪判決を受けた24歳元マンU戦士の現在

ユナイテッド時代のウィリアムズ Photo/Getty Images

再起を目指す元逸材

元マンチェスター・ユナイテッドDFブランドン・ウィリアムズが、危険運転の罪で執行猶予付きの懲役14か月を言い渡された。裁判所はこの刑を2年間の執行猶予とし、加えて3年間の運転禁止、180時間の社会奉仕活動を命じた。『Chester Magistrates’ Court』での審理により明らかになった。

事故は2023年8月、チェシャー州で発生。ウィリアムズは時速99マイル(約159キロ)で他車に異常接近しながら追い越しを繰り返し、車の後部を接触の末に中央分離帯へ衝突。車には3人が乗車しており、シートベルト痕やむち打ちの怪我を負った。車両は廃車扱いとなった。

証言によれば、事故当時ウィリアムズは「黄色いバルーン」を口に含んでおり、同乗していた女性も同様だった。これは亜酸化窒素(通称:笑気ガス)とみられるが、検察側は「使用による影響は認められない」としていた。また、ウィリアムズは保険にも加入していなかった。

同選手は事故当時、負傷中であり抑うつ状態にあったとされる。ユナイテッドとの契約は2023年6月に終了し、その後はイプスウィッチ・タウンに期限付き移籍。現在は無所属だが、再契約に向けてトレーニングに励んでいるという。

担当判事エリック・ラム氏は「若くしてプロ選手として多くを得た一方、心身の負荷に押し潰された。そこから、鬱に悩まされ、孤立してしまうような状況へと変わってしまった」と述べ、現在は慈善活動や家族支援にも従事していることを評価。再出発に向けた努力に言及した。

なお、ウィリアムズには過去にも2度の運転免許停止処分を受けており、今回の処分により再度運転資格を得るには、延長版の運転試験に合格する必要がある。

24歳にして転落を経験したウィリアムズ。再びピッチに立つ日は訪れるのか。注目が集まる。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.305 欧州クライマックス

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ