プレミア史上最悪順位、チーム内不和、そして無冠 惨憺たるマンUの成績にロイ・キーンやはり激怒「これ以上悪くなることはないと思っていたが……」

アモリム監督の悩みは終わらない Photo/Getty Images

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ELのタイトルも逃した

UEFAヨーロッパリーグ決勝で、トッテナムに0-1と敗れたマンチェスター・ユナイテッド。これで今季無冠が決定し、来季の欧州大会出場の権利も逃した。

今季は「最悪のシーズン」として記憶されることになりそうだ。エリック・テン・ハーグ体制でスタートした今季だったが、開幕から不調が続き監督は途中解任。新たにルベン・アモリム監督を迎えてリスタートを切ったが、一向に成績は上向かないままシーズンを終えようとしている。1試合を残し現在16位だが、プレミアリーグが始まって以来最低の順位でシーズンを終えることがすでに確定している。

カラバオ杯、FA杯も敗退し、ELのトロフィーはマンUに残された最後の希望だった。しかし、決勝戦の内容も決して良いものではなかった。決定機は何度か訪れたもののことごとく決めきれず、結果がついてこない今季のマンUを象徴するような試合となってしまった。
マンUのレジェンドであるロイ・キーン氏は今季一貫してチームを批判していたが、タイトルを逃した古巣の戦いぶりにやはりおかんむりのようだ。英『Daily Mail』がコメントを伝えた。

「マンチェスター・ユナイテッドにとって、事態はこれ以上悪くなることはないと思っていた。しかし、今季はずっとその話題が続くことになった」

「彼らはヨーロッパで何度か幸運に恵まれたが、今夜もまた、結局のところ十分ではなかった。十分なクオリティを見せられなかった。ベンチの選手たちの選択肢も足りなかった」

「ハリー・マグワイアに頼ってこの刑務所から出ようとしているのなら、困ったことになるぞ」

マーカス・ラッシュフォードを巡るイザコザが起き、アレハンドロ・ガルナチョが不満を溜め込むなどチームのまとまりの欠如もみられた今季のマンU。タイトルという改善のきっかけも逃してしまったが、この不振はどのように脱すればよいのだろうか。暗いトンネルを抜け出せないまま、今季が終わろうとしている。



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