退団セレモニーではペップも涙…… シティ指揮官がデ・ブライネ最後のエティハドを振り返る 「悲しい日だ」

ペップとデ・ブライネ photo/Getty Images

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最後のホームゲームに勝利

マンチェスター・シティの指揮官ペップ・グアルディオラがケビン・デ・ブライネの最後のホームゲームを振り返った。シティの公式サイトが伝えている。

プレミアリーグ第37節でボーンマスと対戦したシティ。オマル・マルムシュのスーパーゴールを皮切りに3点を獲得し、難敵ボーンマスを3-1で撃破した。67分にマテオ・コバチッチが退場したことでデ・ブライネはその2分後に交代することとなったが、試合中幾度となくデ・ブライネのチャントが歌われた。

CL出場権獲得に大きく近づく勝ち点3を手にしたこの試合の後、今シーズン限りで退団が決まっているデ・ブライネの退団セレモニーが行われたが、ペップは涙を浮かべていた。ファンのみならず、指揮官にとっても特別な時間だったようで、ペップは次のように語っている。
「重要なのは、彼、彼の家族、そしてファンの皆さんの気持ちだ。私たちが感じた雰囲気、そして皆がどれだけ繋がっているかがわかった。シティと彼の家族。そこにどれほどの愛が溢れているか」

「タイトルを獲得するのは素晴らしいことだけど、10年経ってもこれほどの愛、尊敬、感謝の気持ちを持ってその場所に住むことができれば、それに勝ることはない。悲しい日だ。彼の不在は間違いなく寂しいよ。彼は非常に重要な勝利に貢献してくれた。それでも最後のステップが残っている。本当に、本当に良かった」

またセレモニーで流されたビデオメッセージにはセルヒオ・アグエロやヴァンサン・コンパニ、リヤド・マフレズらデ・ブライネと共にプレイしたシティのレジェンドたちも登場したが、彼らの登場もペップにとっては嬉しかったという。

「セルヒオのようにユニークな選手もいる。セルヒオは私たちの歴史の中で最も重要なゴールを決めた。彼、ヴィニー、リロイ、ラヒーム、リヤド、ジョー・ハート、パブロたちが(メッセージを)送ってくれたのを見て、とても嬉しかった」

「みんながそこにいた。10年間。たくさんの試合、タイトル、そしてたくさんの瞬間があった。今日、そこにどれだけの愛があったかがわかった。本当に素晴らしいことだ。ゴールやアシストが重要なのではない。大切なのは、このクラブとの繋がりと人々が愛するクラブに年々貢献していくことなんだ」

「ケビンがここに来たとき、彼はマンチェスター・シティのファンではなかったと思うが、今では間違いなくファンになっていると思う。そして、彼と皆とのつながりのため、彼はこれからもずっとファンであり続けるだろう」

クラブW杯への参加は現段階では未定となっているため、デ・ブライネは今週末に行われる最終節がシティでのラストゲームになる可能性がある。アウェイでのフラム戦となるが、しっかり勝利し、CL出場権も獲得した上でレジェンドを送り出したいところだ。


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