29歳で代表デビューの遅咲きFWがドイツの“センターフォワード1番手”へ? 194cmのサイズ誇る大型ストライカーへの期待

イタリア戦でゴールを決めたクラインディースト photo/Getty Images

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ネーションズリーグのイタリア戦でも得点を記録

長く下位リーグでプレイしてきた苦労人FWがドイツ代表のセンターフォワード1番手となるのだろうか。

ドイツは20日にネーションズリーグの準々決勝1stレグでイタリア代表と対戦したが、このゲームでドイツの1点目となるゴールを決めたのがボルシアMG所属の29歳FWティム・クラインディーストだ。

クラインディーストが代表デビューを果たしたのは昨年10月のことであり、29歳での代表デビューは遅咲きと言えるだろう。長らくハイデンハイムの一員としてブンデスリーガ2部で戦ってきた選手で、2023-24シーズンより1部に昇格。ブンデスリーガ1部で本格的にプレイし始めたのは昨季からだ。
今季からはボルシアMGに移籍し、ここまでリーグ戦で15ゴールを記録。194cmのサイズも魅力で、いつしかドイツ代表の1番手FWの座を争う存在となっている。

アーセナルFWカイ・ハフェルツも最前線でプレイできるが、クラインディーストとはまるでタイプが異なる。ブンデスリーガ公式は代表監督ユリアン・ナーゲルスマンがクラインディーストを1番手に選んでも不思議はないと見ており、クラインディーストも代表デビューから5試合で3ゴールと結果を出している。イタリア相手のゴールも強烈なアピールだ。

このイタリア戦では、まずマインツFWジョナタン・ブルカルトが1トップで先発し、後半開始よりクラインディーストが交代で入っている。ブルカルトも昨年に代表デビューしたばかりのフレッシュなFWであり、2026ワールドカップへセンターフォワード争いが活発化しているのはドイツにとってポジティブだ。

足下のテクニックやゲームビジョンではハフェルツが上をいくが、ゴール前での強さや高さはクラインディーストが上と見ていい。同サイトは「ドイツの下位リーグから代表で戦えるFWへと登り詰めた」とクラインディーストを評価しているが、ワールドカップへクラインディーストはアピールを続けられるか。

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