ジョン・デュランはプレミアに残っていれば“ハーランド級”になれたかも 議論呼ぶサウジ行き「それだけのポテンシャルはある」

アストン・ヴィラからサウジアラビアへ向かうデュラン photo/Getty Images

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21歳の若さでサウジへ

1月31日、アストン・ヴィラに所属していたコロンビア代表FWジョン・デュランがサウジアラビアのアル・ナスルへと移籍した。この移籍劇を巡っては、賛否両論ある印象だ。今も色々な意見が出ており、どちらかと言えば否定的な意見の方が目立つ。

デュランの場合はまだ21歳と若い。今季は途中出場が多い中、プレミアリーグで7ゴールと結果を出していた。年齢的にもここから成長できる選手だけに、早々と欧州を離れてしまうのはもったいないようにも思える。

『TNT Sport』によると、チェルシーなどで活躍した元イングランド代表MFジョー・コール氏は、デュランがマンチェスター・シティFWアーリング・ハーランド級の選手になれたかもしれないと語る。
「物事を違った角度から見るようにはしないとね。彼と彼の家族にとって、(サウジ行きは)人生を変えるほどのお金になる。とんでもないサラリーだ。彼がプレミアに残っていれば、数年後にはハーランド級になったかもしれない。それだけのポテンシャルはあるよ」

同じくイングランド代表でプレイしたピーター・クラウチ氏も残念な移籍と語る。

「残念だ。プレミアリーグで最高の選手たちが毎週戦う姿が見たいからね。彼は今まさにチャンスを掴もうとしている有望な若手だった。イヴァン・トニーの状況を見れば、彼は今何をしているのか分からない。デュランの場合はまだ21歳だからね。残念に思うよ」

ハーランドほどサイズがあるわけではないが、デュランもかなりスケールの大きなセンターフォワードだ。ワールドクラスのストライカーに育つ可能性はあっただろう。もちろんサウジアラビアで成長することも不可能ではないが、プレミアリーグよりも競争力が数段落ちるのは事実。話題になる機会もかなり少なくなるはずで、もったいないと感じるサッカーファンの方が多いだろうか。

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