これぞ“神”福元! 急なスタメン抜擢ながら川崎の窮地を救い続けた守護神

上福元の好セーブもあり、広島と引き分けた川崎(写真はイメージ) photo/Getty Images

好調広島相手にビッグセーブ連発

川崎フロンターレは28日、明治安田J1リーグ第10節でサンフレッチェ広島と対戦し、2-2のドローで試合を終えた。

今季ここまで無敗と好調な広島相手に、敵地で勝ち点「1」を手にした川崎。途中出場を果たした小林悠(65分)、山田新(74分)のゴールで一時は逆転に成功していたことを考えると、できれば勝ち点「3」を持ち帰りたかったところか。ただ、この貴重な勝ち点「1」も、GK上福元直人の存在があってこそだろう。

キックオフ直前、当初スタメンに名を連ねていたGKチョン・ソンリョンがアクシデントに見舞われ、この日のゴールマウスを急遽任されることとなった上福元。2失点を喫したものの、計6本のセーブを記録する中で、いく度となく広島の決定機を阻止してみせた。18分に越道草太の至近距離シュート、45分に松本泰志の弾丸シュート、81分と88分に大橋祐紀のヘディングシュートをビッグセーブするなど、突然のスタメン起用だはあったがしっかりと期待に応えてみせたのだ。
その結果、データサイト『Sofascore』では上福元に両チーム最高となる「8.3」の評価がつけられ、この試合のMOMに。広島のミヒャエル・スキッベ監督も試合後のフラッシュインタビューで「相手のGKがこのゲームのベストプレイヤーになってしまった」と述べるほどだ。また、クラブの公式Xにも「神福元すぎた」や「カミさまさまやったね」といった賛辞も寄せられていた。

今季なかなか調子の上がらない川崎だが、広島戦のドローを今後につなげることができるのか。同クラブは次節、ホームで浦和レッズと対戦予定となっている。

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