初招集ゴードン、メイヌーらに早速チャンスが イングランド代表は世代交代に舵を切れるか

代表でのトレーニングセッションを行うメイヌー photo/Getty Images

血の入れ替えも進めなければならない

ブラジル代表、ベルギー代表との親善試合を行うイングランド代表。しかしブカヨ・サカ(アーセナル)の離脱に続いてハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)、コール・パルマー(チェルシー)、ジョーダン・ヘンダーソン(アヤックス)の負傷が明らかとなった。

ブラジル戦前の記者会見で「明日はハリー・ケインもジョーダン・ヘンダーソンもコール・パルマーもいない」とガレス・サウスゲイト監督は明言した。しかし、「他の選手にとっては素晴らしい機会だ」「我々はEUROの前に彼らを見る必要がある」とも語っており、大会前の調整として考えれば主力の欠場も悪くないのかもしれない。

なかでも、注目されるのは初招集となった面々だ。FWアンソニー・ゴードン(ニューカッスル)、コビー・メイヌー(マンチェスター・ユナイテッド)、ジャラッド・ブランスウェイト(エヴァートン)がどの程度フィットするのかを見るには絶好の機会で、戦力の底上げをはかるためにも、どこかで彼らを起用すると考えられる。
とくに18歳のメイヌーがヘンダーソンの代わりに起用されるのは十分に考えられるシナリオであり、新陳代謝を促進することにもつながるだろう。EURO本番を前に大きく世代交代することはおそらくないが、好調の若手に経験を積ませることで本番でも起用しやすくなるはずだ。

やや招集メンバーが固定化しつつあったイングランド代表だが、サウスゲイト監督の進退とともに大会後には大きく刷新されるはずであり、今回の親善試合はその第一歩となるだろう。

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