迷走するチェルシーはどこで間違った? 「最大の過ちは9月にトゥヘルを解任したこと」

チェルシーの指揮官を解任されたトゥヘル photo/Getty Images

また新しい指揮官の下でスタートすることになる

2日、チェルシーは指揮官グレアム・ポッター解任を決断した。トッド・ベーリー氏をオーナーに迎えてからは超豪華な補強など何かと注目を集めてきたが、ここまでは結果が出ていない。

チームはまた新たな指揮官とともに再スタートすることになるが、チェルシーはどこかで選択を間違えたのだろうか。

米『ESPN』は、今季早々にトーマス・トゥヘル解任を決断したのが間違いと指摘する。
トゥヘルは今季リーグ戦6試合、チャンピオンズリーグ1試合を指揮した段階で解任されており、確かに思うような結果は出ていなかった。成績不振に加えてベーリー会長とのビジョンに違いがあったことも解任の理由とされているが、7試合時点での解任は早すぎたのかもしれない。

また、後任に迎えたポッターについても同メディアは疑問を抱いている。ブライトンでは面白いフットボールを展開していたが、ビッグクラブでの経験が不足している。スタープレイヤーをまとめられるか不安も大きかったのだ。

「今季のチェルシー最大の過ちは、9月にトゥヘルを解任したことだ。その次の過ちは、CL優勝監督の後任にポッターを指名したこと。シーズンに入って僅か7試合でトゥヘルを解任するのは誤りであり、ポッターを迎えたことで状況は悪化した」

「ポッターはブライトンからチェルシーへ飛躍する準備が出来ていなかった。CLを選手や指導者として経験していないポッターがチェルシーにとって魅力的な存在となった理由を理解するのは難しい」

トゥヘル解任から間違っていたとなると、かなり早い段階での間違いだ。大型補強でピースは揃っているように見えるが、クラブを正しい方向へリードできるのは誰なのか。現在のチェルシーを指揮するのはなかなか難しい仕事と言えそうだ。

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