ついに首位のままリーグ戦を折り返した
23日にマンチェスター・ユナイテッドとの大一番に臨み、3-2のスコアで勝利した首位アーセナル。まだまだ予断は許さないが、2003-04シーズン以来のリーグ優勝が徐々に現実味を帯びてきている。似たような状況でリーグ優勝を果たせなかったチームは過去に1チームだけというデータもあるが、果たしてアーセナルはこのまま突っ走ることができるのか。
リーグ戦全38試合のうち、今回のマンU戦が19試合目となったアーセナル。彼らがここまでに積み上げた勝ち点は50となっており、1試合消化試合数の多い2位マンチェスター・シティとの勝ち点差は5だ。
これに伴い英『The Athletic』は、19試合終了時点で勝ち点50以上を獲得しながらもリーグ優勝できなかったチームは、イングランドのトップリーグにおいて2018-19シーズンのリヴァプールしかいないと伝えている。この時のリヴァプールはリーグ戦折り返しまでに勝ち点51を積み上げたが、マンチェスター・シティにかわされて最終的に2位でシーズンを終えた。
一方、19試合終了時までに勝ち点50以上を積み上げて優勝したチームは、2005-06シーズンのチェルシー(勝ち点52)、2017-18シーズンのマンチェスター・シティ(勝ち点55)、2019-20シーズンのリヴァプール(勝ち点55)となっている。また、勝利時の勝ち点が2だった時代の勝ち点を3で計算した場合、1888-89シーズンのプレストン・ノースエンド(勝ち点51)、1960-61シーズンのトッテナム(勝ち点52)もこれに加わるようだ。
現在アーセナルはシーズン前半戦で活躍したFWガブリエウ・ジェズスを負傷により欠いているが、ワールドカップ明けの公式戦6試合を5勝1分と無敗で終えている。FWレアンドロ・トロサールという新戦力も加わっただけに、よっぽどのことがなければ彼らの勢いはまだまだ落ちないと予想できるが、2018-19シーズンのリヴァプールの二の舞を避けることはできるのか。次の勝負の分かれ目は、来月16日に予定されているプレミアリーグのシティ戦となりそうだ。