本当は半年後にガクポ獲得したかったリヴァプール 競合相手と怪我人の存在が計画を変えた

プレミアリーグに適応できるか photo/Getty Images

前線のさまざまなポジションを務めることができるガクポ

先日、PSVアイントホーフェンからオランダ代表FWコーディ・ガクポを獲得したリヴァプール。本来彼らは来夏にガクポが加入することを望んでいたようだが、いくつかの要素が重なったために計画を前倒しすることにしたようだ。
 
夏の時点でも移籍が噂されていたものの、結局PSVに残留したガクポ。今季はここまでの約半年で公式戦19試合12ゴール15アシストという驚異的な数字を残しており、ワールドカップ・カタール大会でも3ゴールを奪う活躍を見せた。
 
こういった経緯もありガクポの評価はさらに高まっていたが、リヴァプールは3700万~5000万ポンド(約58億~79億円)と言われる移籍金で彼を獲得することに成功。現在リーグ6位とやや不調気味なこのチームを押し上げることが期待される。
 
しかし、英『Liverpool Echo』によれば、当初リヴァプールは1月にガクポを獲得するつもりはなかったようで、2023年夏まで待つ予定だったという。過去にもガクポの獲得に動いていたマンチェスター・ユナイテッドが再び彼に興味を示していることを知り、この計画を早めることにしたようだ。
 
また、FWディオゴ・ジョタとFWルイス・ディアスの負傷もガクポの早期獲得を後押しした模様。この2人は昨年10月から長期離脱中であり、リヴァプールの前線の層は薄くなっている。オーナー陣はユルゲン・クロップ監督がガクポを高く評価していることがわかった後、この取引を前向きに進めることにしたようだ。
 
ジョタやディアスに限らず、主力の離脱が多くなっている今季のリヴァプール。FWサディオ・マネが抜けた穴も完全にカバーしきれているとは言えず、それなりの金額で獲得したガクポには、できるだけ早くチームやプレミアリーグに順応することが求められるだろう。

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