イルカイ・ギュンドアンとの契約が今季限りで切れるマンチェスター・シティ。インサイドハーフとして今でも重宝されているドイツ代表だが、去就は不透明となっている。シティは新契約を用意しているようだが、進展はない。
同じくインサイドハーフではベルナルド・シウバの去就も分からないままだ。今夏の移籍市場ではバルセロナ行きが噂されたが、結局は残留となり、今季も中心人物として活躍している。ただクラブを離れたい意思はまだあるようで、シティは来夏一気に2人の実力者を手放すことになるかもしれない。
新たなインサイドハーフの候補はボルシア・ドルトムントのジュード・ベリンガムだ。イングランド代表にも選ばれている実力者で、まだ19歳と若い。得点力があり、今季全コンペティションでここまで9ゴールを挙げている。
ベリンガムは実力があるだけあって人気銘柄となっている。リヴァプールやレアル・マドリードがライバルだ。そのため獲得できない可能性も考慮する必要がある。
英『Manchester Evening News』によると、プランBとしてベンフィカのMFエンソ・フェルナンデスの名前が挙がっているようだ。
今夏アルゼンチンのリーベル・プレートからポルトガルにやってきたフェルナンデス。ベンフィカではダブルボランチの一角として地位を確立しており、リーグ戦では12試合に出場して1ゴール2アシストを記録している。アルゼンチン代表でのキャップ数はわずか2試合だが、ワールドカップ・カタール大会に出場するメンバーに招集されている。
攻守両面で輝ける中盤戦士であり、どの能力も高水準だ。攻撃では推進力のあるドリブルやアイデア溢れるパスで違いを作り、守備で体を張ることもできる。21歳と若く、多くのビッグクラブが関心を寄せている。シティもその一つであり、同じくプレミアのマンチェスター・ユナイテッドはフェルナンデスに「夢中」になっているとされている。ベンフィカから獲得するには1億500万ポンド(日本円にして約172億円)を支払う必要がある。
シティはすでに何度もフェルナンデスのためにスカウトを送っているようだ。注目しており、来夏にはどちらかの若手にオファーを送ることになりそうだ。