“135分で3ゴール2アシスト”と出れば活躍する今季のマルシャル 悔やまれる負傷離脱の多さ

ニューカッスル戦で復帰となるか photo/Getty Images

リヴァプール戦やシティ戦といったビッグマッチでも結果を出している

10日に行われたエヴァートン戦では29分に負傷交代となってしまったマンチェスター・ユナイテッドのFWアントニー・マルシャル。チームを率いるエリック・テン・ハーグ監督も彼の離脱を嘆いている。
 
昨季はシーズン後半からセビージャにローン移籍していたものの、テン・ハーグ監督体制となった今季はプレシーズンからマンUで好プレイを見せていたマルシャル。しかし、度重なる負傷により出場試合数はここまで公式戦4試合に留まっている。
 
マルシャルがこの4試合の中で先発出場を果たしたのは直近のエヴァートン戦のみであり、プレイタイムはトータルでわずか135分。それでも出場した全ての試合で必ずゴール、もしくはアシストのどちらかを記録しており、今季の成績はすでに公式戦3ゴール2アシストと驚異的なペースで結果を残している。
 
英『Manchester Evening News』によれば、エヴァートン戦で負傷したマルシャルは、14日に行われるヨーロッパリーグのオモニア・ニコシア戦に向けた前日練習にも参加していなかった模様。それでも16日に行われるニューカッスル・ユナイテッド戦までには復帰できる可能性があるようで、テン・ハーグ監督はこのように話している。
 
「我々は彼の状態が日曜日までにどう変化していくかを見守ることになるだろう」
 
「そのことについては何度か彼と話したことがある。彼にとっては本当に残念なことだ」
 
「クオリティの面から言えば、彼はプレイした全ての時間で良いパフォーマンスを見せていた。日曜日(エヴァートン戦)もアントニーのゴールをアシストしたし、プレッシングも良く、重要な役割を果たし、よくやっていた。しかし、残念なことに彼は離脱してしまい、彼にとってもチームにとっても残念な結果となってしまった」
 
マルシャルとセンターフォワードのポジションを争うはずのFWクリスティアーノ・ロナウドは、エヴァートン戦でようやく今季リーグ戦初ゴールを決めており、このまま彼の調子が上がることも期待できる。しかし、今季のマンUはそもそもCFの層が薄く、短い時間でもゴールを生み出すことができるマルシャルの存在は貴重。シーズンが進むにつれ彼の必要性は増していくかもしれない(データは『FBREF』より)。

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