天皇杯の決勝カードが決定! ルヴァンとの2冠狙う広島がジャイキリ連発で快進撃続ける甲府と激突

甲府が鹿島を撃破した photo/Getty Images

甲府と広島の決勝カードに

今季はワールドカップの影響で10月16日に決勝が行われる天皇杯。5日に準決勝が行われ、サンフレッチェ広島とヴァンフォーレ甲府が対戦することが決定した。ルヴァンカップでも決勝に進んだ広島は、2冠を目指して今大会で快進撃を見せる甲府と激突する。

準決勝では鹿島アントラーズと対戦した甲府。試合は序盤から鹿島がボールを握ってチャンスを作り、優位に進めていく。カウンターで好機を見出したい甲府は、21分に長谷川元希のパスに抜け出した三平和司がゴールネット揺らして甲府が先制ゴールかと思われたが、オフサイドの判定でノーゴールの判定に。直後には鹿島の鈴木優磨がボレーシュートで甲府ゴールを脅かす。

そして37分に試合の均衡が破れる。センターバックの浦上仁騎からロングボールを通すと、相手守備陣の裏に抜け出した宮崎純真が受ける。飛び出したクォン・スンテをかわしてゴールを決めるとこの得点が決勝点となり、クラブ史上初の決勝へと進出した。
京都サンガF.C.と対戦した広島は120分に及ぶ死闘を制した。広島は35分に相手DFのハンドによってPKを獲得すると、ドウグラス・ヴィエイラが決めて先制点を奪う。その後も追加点を狙う広島だったが、ゴールを決めることはできず。79分には京都が荒木大吾の突破からチャンスを作り、最後はイスマイラが右足を振り抜いてゴールを奪う。

同点のまま試合は延長に突入。すると95分に途中出場のナシム・ベン・カリファが勝ち越し弾を決めて勝負あり。2-1のまま試合は終了して決勝への切符をつかんだ。

クラブ史上初の決勝へと勝ち進んだ甲府が栄冠を手にするか。それともサンフレッチェ広島となってから5度決勝に進出するも優勝をつかめていない広島が6度目の正直となるか。注目の一戦となる。

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