たった4カ月で市場価値は倍以上の”約49億円” ジョージアを導くアタッカーはナポリでインシーニェを忘れさせた

今季ブレイクした選手の一人であるクヴィチャ・クワラツヘリア photo/Getty images

素晴らしい活躍ぶりだ

UEFAネーションズリーグLeagueCGroup4で圧倒的な成績を残すジョージア代表。6試合で5勝1分と負けておらず、16ゴール3失点と内容も圧倒的だった。

そんなジョージア代表をけん引しているのが、ナポリのクヴィチャ・クワラツヘリアだ。ロシアのルビン・カザンで評価を高めており、今夏の移籍市場でナポリに加わった。セリエAの強豪ナポリでもポジションを掴んでおり、左ウイングが彼の定位置だ。リーグ戦では7試合で4ゴール1アシスト。シュートが上手く、リーグ戦での総枠内シュート数はチーロ・インモービレ(13本)、タミー・エイブラハム(11本)に続く9本であり、リーグ屈指のストライカーと数字を並べている。

そういった活躍もあってクワラツヘリアの市場価値は大きく上がった。『transfermarkt』が独自に決めている数字で、2022年9月27日の更新で3500万ユーロ(日本円にして約49億円)にまで上がっている。同年の5月5日時点では1500万ユーロであり、ナポリ移籍で数字が倍以上に跳ね上がっている。
「トロントFCに移籍したロレンツォ・インシーニェは忘れ去られてしまった。クワラツヘリアはここ数年で最大の移籍であり、イタリア全土で歓迎されている。もし彼がこのままいけば、さらに市場価値が上がることになる」

『transfermarkt』のイタリア担当マネージャーであるジャティン・ディートル氏はこのようにクワラツヘリアに大きな期待を寄せている。確かにまだ21歳と若い選手であること考えればさらなる成長も予想でき、どこまでステップアップするのか想像ができてない。

ネーションズリーググループステージでは5ゴールを奪ってチームの首位フィニッシュに貢献したクワラツヘリア。今夏最大の掘り出し物であり、今後に期待したい(データは『SofaScore』より)。

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