1億8200万ユーロ費やして“18位”スタート…… 昨季とは何もかも違うウェストハムはどうした

苦戦続くウェストハムをサポーターはどう見るか photo/Getty Images

昨季は快進撃を見せていた

1年前はヨーロッパリーグ制覇、さらにはトップ4フィニッシュへの期待もあったのだが、デイビッド・モイーズ率いるウェストハムはどうしてしまったのだろうか。

今季は開幕から7試合を戦って1勝1分5敗と大苦戦。4ポイントしか拾えず、現在は18位と大きく出遅れている。

その原因について英『Daily Mail』は、ここまではっきりと落ち込んだ理由は分からないと正直に取り上げている。ヨーロッパリーグでベスト4に進むなど昨季の快進撃から主力組がガス欠を起こしてしまったのか、それとも主力選手たちのピークが過ぎたのか。
今夏もMFルーカス・パケタ、FWジャンルカ・スカマッカ、マクスウェル・コルネ、DFティロ・ケーラーなど即戦力となる選手は確保している。DFナーイフ・アゲルドが離脱してしまったのは不運だったが、全体的には昨季から戦力アップ出来ていると言っていいはず。

気になる点があるとすれば、新戦力がなかなかスタメンに入ってこないところか。カンファレンス・リーグとの兼ね合いがあるとはいえ、モイーズは17日に行われたエヴァートン戦でもスカマッカ、コルネら前線の新戦力をベンチスタートとしている。

スカマッカはイタリア期待の大型ストライカーだが、ここまでリーグ戦の先発は1試合のみ。ウイングのコルネはまだ先発ゼロだ。マイケル・アントニオ、ジャロッド・ボーウェン、パブロ・フォルナルスなど既存戦力を信頼しているのだろうが、結果が出ていない以上は新陳代謝を図るのも悪くないはずだ。しかもチームは7試合でワーストタイの3ゴールしか奪えていない。攻撃陣には手を加えるべきだろう。

今夏補強に投じた費用は1億8200万ユーロに達する。中堅クラブとしては十分すぎる補強で、さすがに18位発進は苦しい。昨季のポジティブなムードが消え去ってしまったが、モイーズはこの苦境をどう脱するのか。

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