「君はフェノーメノだ」とモウリーニョ ディバラの運命を変えていた1・10ローマ戦

ローマで活き活きとしているディバラ photo/Getty Images

「フェノーメノ」は元ブラジル代表FWロナウド氏の愛称としても有名

昨季限りでユヴェントスを退団し、今季からローマでプレイしているFWパウロ・ディバラ。数々のクラブが移籍先候補に挙がっていた中、ジョゼ・モウリーニョ監督からの熱い勧誘が彼にローマ行きを決断させていたようだ。
 
2015年から7シーズンに渡って在籍したユヴェントスを離れ、今夏にフリーでローマに加入したディバラ。ここ数シーズンは満足な活躍を見せることができていなかったが、新天地ではすでに公式戦4ゴール2アシストを記録するなど、前線のキーマンとして機能している。
 
『ESPN』のアルゼンチン版によれば、ディバラは新天地にローマを選んだ経緯を自らの口で明かしている。ユーヴェ時代に交わしていたモウリーニョ監督とのやり取りや、彼からかかってきた電話が決め手となったようだ。
 
「ユヴェントスでの最後の数年間は簡単じゃなかったし、状況を変化させることは僕にとって良いことだった。モウリーニョから電話があって数分で決断したよ。彼だけでなく、ディレクターも去年と同じように勝ち続けたいという願望やプロジェクトについて話してくれた」
 
「ローマの地でユヴェントスの一員として戦った時、4-3で勝っていて監督は僕を交代させた。するとモウリーニョがベンチに挨拶にやってきてこう言ったんだ。『君はフェノーメノ(超常現象)だ』とね」
 
「このエピソードは僕の頭の中に残っているけど、ユヴェントスとの契約更改において何が起こるか、その時はわからなかった」
 
「初めて彼が僕に電話をかけてきた時、『あの時のことを覚えているか』と聞いてきたから『もちろん、忘れるわけがない。光栄でした』と答えたんだ。すると彼は『じゃあ、今度は私のためにプレイしてくれ』と言った。それから数日経ってまた彼から電話がかかってきたけど、決断を下すのは簡単だった」
 
ディバラが言及した試合は、恐らく1月10日のローマ対ユヴェントス戦。この試合のディバラはスコアを1-1の振り出しに戻す同点ゴールを決めており、82分に途中交代。ここで活躍していなければ、モウリーニョ監督は彼の獲得を望まかったかもしれない。

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