ポチェッティーノが「メッシのようだ」と称賛した逸材 トッテナムで育ちのポルトガルで10番を背負うFWの恩返しは

スポルティングでプレイするエドワーズ photo/Getty Images

エドワーズの得点はあるか

UEFAチャンピオンズリーグの初戦でフランクフルトを3-0と下したスポルティング。連勝をかけてホームでトッテナムと激突する。フランクフルト戦で得点を決めたFWマーカス・エドワーズは並々ならぬ思いでこの一戦を挑むだろう。

トッテナムのアカデミーで育ったエドワーズは世代別のイングランド代表にも選出されクラブの将来を嘱望されていたFWだった。英『Daily Mail』によれば、17歳の彼のプレイを見た当時の指揮官であるマウリツィオ・ポチェッティーノ監督が「メッシのようだ」とリオネル・メッシになぞらえるなど、高い評価を得ていた。エドワーズもその評価を「当時の自分の助けになっていた」とコメントしている。

しかしトッテナムではチャンスを与えられず、ノリッジやエクセルシオールへとレンタル移籍する。そこでも結果を残せなかったエドワーズは、2019-20シーズンからプリメイラリーガのヴィトーリア・ギマランイスへと完全移籍となってしまう。
それでもギマランイスでの2年半で17ゴールを記録したストライカーは、2022年1月からスポルティングへとステップアップ。背番号10番を付けてチームをけん引しており、プリメイラリーガではここまで6試合2ゴール2アシストと結果を残し、フランクフルト戦でも貴重な先制点を決めてみせた。

同紙で幼いころからプレイしていたトッテナムとの対戦を「不思議な感覚だ」と語ったエドワーズ。「僕は長い間このクラブにいたから、チャンピオンズリーグでスパーズと対戦するなんて信じられないよ」とお世話になったクラブとの対戦に胸を躍らせている。トップチームで自身のポテンシャルを見せる機会はなかったが、ポルトガルに渡り、国内のビッグクラブで10番を付けるストライカーにまで成長した。育ててもらったクラブとの対戦を心待ちにするエドワーズは恩返しの一撃を決めることとなるだろうか。

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