バルサ&ユーヴェで通算5ゴール7アシストのみ “シャビ2世”とも期待された男の厳しい現在地

ユヴェントスでもアルトゥールの立場は厳しい photo/Getty Images

得点に関与する機会が少なすぎる

バルセロナへやってきた頃はシャビ・エルナンデス2世なんて期待感もあったが、欧州5大リーグへのチャレンジは失敗に終わってしまうのだろうか。

現在所属するユヴェントスでもポジションを確保できていないのは、25歳のブラジル人MFアルトゥール・メロだ。

2018年にグレミオからバルセロナへ移籍したアルトゥールは、確かに足下の技術は高い。相手のプレスをいなす技術を備えており、テンポよく中盤でボールを散らすことができる。
しかし、以前から縦へ入れるボールが少ないと指摘されてきた。バルセロナのレジェンドであるシャビはチャンスメイクの部分でも貢献していたが、アルトゥールはバルセロナとユヴェントス合わせて通算134試合で5ゴール7アシストと少々寂しい。得点関与する機会が少ないのだ。

2020年にはミラレム・ピャニッチとのトレードのような形でユヴェントスへ加入したが、伊『TuttoSport』は新シーズンもアルトゥールが指揮官マッシミリアーノ・アッレグリの構想に入っていないと伝えている。

今夏は中盤にポール・ポグバ、アンヘル・ディ・マリアも加わり、デニス・ザカリア、マヌエル・ロカテッリ、ウェストン・マッケニー、アドリエン・ラビオなど他にも実力者が揃っている。

移籍先の候補地には古巣グレミオが浮上しており、25歳にして欧州を離れることになるかもしれない。バルセロナ加入当初の期待は大きかったが、欧州トップクラブでは通用しなかったか。

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