久保建英が目指すべきはダビド・シルバ? “日本の未来”がレアル・ソシエダへ移籍すべき理由

昨季はマジョルカでプレイしていた久保建英 photo/Getty images

ローン移籍の繰り返しから抜け出せるか

現在はひとまず保有元のレアル・マドリードに戻り、22-23シーズンに向けてトレーニングに励んでいる久保建英。今後の去就は不透明な状態だったが、西『MUNDO DEPORTIVO』や西『MARCA』などのスペインメディアはレアル・ソシエダ行きに近づいていると報じており、2027年までの5年契約となるようだ。完全移籍となるが、レアルは買い戻しオプションを契約に含めると見られている。

レアル残留や昇格クラブのバジャドリードなど様々な選択肢があった久保だが、来季はソシエダでプレイすることになりそうだ。ソシエダは近年上位でフィニッシュしており、昨季は6位、一昨季は5位とELの出場権を獲得している。久保からすればビジャレアル以来となる上位クラブでのプレイとなり、リベンジを果たしたい。

ソシエダの監督はイマノル・アルグアシルで2018年の冬から指揮官を務めている。昨季の平均ポゼッション率は54%と高く、44%だったマジョルカとは10%の差がある。自分たちでボールを持つ主導権を握る戦い方を得意としており、マジョルカ時代のように常に守備に追われることはないだろう。

アルグアシルが率いるチームは近年好成績を残しながら積極的に若手を起用している。FWアレクサンデル・イサク(22)やMFマルティン・スビメンディ(23)、MFアンデル・バレネチェア(20)らがそうであり、過去には現アーセナルのマルティン・ウーデゴーを開花させている。そのため久保も実力を見せることができれば積極的に起用されるだろう。

システムは[4-2-3-1]を基本としているが、[4-3-3]や[4-4-2]、中盤をダイヤモンド型にした[4-3-1-2]など戦術の幅は広い印象だ。昨季最も採用した[4-2-3-1]であれば右サイドかトップ下が主戦場となるだろう。しかし右サイドではFWブライス・メンデスが、トップ下ではMFダビド・シルバがライバルとなる。

久保はこのシルバの技術を盗むべきだ。36歳となったチャンスメイカーだが、前線でのボールキープやアイデアのあるラストパスはまだまだ健在であり、サイドでの突破力不足に悩む久保が目指す道はこのシルバだ。170cmと久保よりも小柄な選手だが、独特の間合いで相手に仕掛けさせず、ボックス内までボールを運んで好機を演出することができる。

若手を重宝する監督、リーグ戦とELを並行して戦うことによる出場機会の増加、シルバ共にプレイする機会とメリットが多い久保のソシエダ移籍。これでローン移籍を繰り返すこともないため、大きな飛躍が期待できる。

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