ヴェルナー、ハフェルツらドイツ悩ます“決定力不足”問題 ハンガリーにも引き分けた気になる攻撃力

ネーションズリーグで勝ちきれぬドイツ代表 photo/Getty Images

W杯初戦で戦う日本にチャンスはあるか

タレント的には申し分ないが、日本代表とワールドカップ初戦で戦うドイツ代表もまだ試行錯誤が続いている。11日に行われたネーションズリーグ第3節・ハンガリー代表との一戦を1-1のドローで終えることになり、3試合目にしてまだネーションズリーグでの初勝利を手にしていない。

ドイツの場合はイタリア、イングランド、ハンガリーと同組になっており、中でもイタリアとイングランドは強豪だ。簡単に倒せる相手ではないが、それでも3戦未勝利は気になるか。

特に11日のハンガリー戦は相手に11本のシュートを許したのに対し、ドイツは6本しか打っていない。そのうち枠内に飛んだヨナス・ホフマンの1本が得点に繋がってのドローで、納得できる内容ではないだろう。
ホフマンは8日のイングランド戦に続いてのゴールだが、FW陣の得点が増えてこないのが気がかりだ。最初のイタリア戦もジョシュア・キミッヒのゴールで1-1と引き分けており、今回のハンガリー戦でも先発したFWティモ・ヴェルナー、カイ・ハフェルツ、ジャマール・ムシアラ、途中出場したカリム・アデイェミ、ルーカス・ヌメチャ、トーマス・ミュラーら前線の選手が得点を奪えなかった。

アデイェミやヌメチャには国際舞台での経験が不足しており、ヴェルナーはチェルシーで良い時間を過ごしていない。FWはドイツにとって気になるエリアだろう。

まだワールドカップ本番までは5カ月あり、現在はシーズン終了直後とあって疲労も溜まっているはず。それも考慮すべきではあるが、ドイツもまだチームとして100%の状態に達していないところがあるように見える。初戦を戦う日本代表にもチャンスはあるはずで、攻撃部分はドイツの課題と言えよう。

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