毎年のように移籍案は浮上するのだが、DFカリドゥ・クリバリのナポリ生活も7年が過ぎようとしている。
2014年にベルギーのヘンクからナポリへ加わったクリバリは、すぐにセリエAでもトップレベルのセンターバックとなった。ワールドクラスの実力者として世界最高級センターバックと評された時期もあり、圧倒的な身体能力を軸とした守備能力に疑いはない。
そして今夏もクリバリに関する話題は多い。、ナポリとの契約が2023年までとなっているクリバリにはバルセロナ、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドが関心を示しているようで、スペイン『Mundo Deportivo』はバルセロナが近日中にもオファーを出すと伝えている。
気になる点があるとするならば、30歳の年齢か。今年6月には31歳を迎えることになり、あと何年トップレベルを維持できるかは読めない。
ただ、本人にとっては年齢的にビッグクラブへのステップアップを狙う最後の機会とも言える。これまでフランスのメス、ベルギーのヘンク、イタリアのナポリと渡り歩いてきたが、獲得したタイトルは国内カップ戦くらいのものだ。
ナポリでは何度かスクデットに近づいたが、現段階では2019-20シーズンのコッパ・イタリアと2014年のスーペルコッパ・イタリアーナしか獲得していない。ワールドクラスのセンターバックなのは確かなだけに、リーグタイトルを獲得できていないのは寂しい。
世界的メガクラブでプレイするクリバリも見てみたいが、今夏にそれは実現するのか。実力は申し分なく、フィジカル的にもあらゆるリーグに対応できるはず。今夏もまたクリバリを巡る動きは継続的に話題となっていきそうだ。