好調・鹿島に求められる、流れを変えるアタッカー 仲間の離脱でジョーカー候補は誰に?

横浜FM戦では途中出場の松村が奮闘 photo/Getty Images

現在3位と好調の鹿島

今季、レネ・ヴァイラー新監督の下で好調を続ける鹿島アントラーズ。岩政大樹コーチからバトンを引き継いだ鹿島初の欧州監督は、J1で3位に付け、公式戦5勝1分1敗と上々な滑り出しを見せた。

上田綺世と鈴木優磨の強力2トップと、それを2列目でサポートするアルトゥール・カイキ、ファン・アラーノというJ屈指の攻撃陣を誇り、彼らが得点に関与する機会は多い。中盤にも樋口雄太という運動量豊富な配球役がいることで、攻撃に厚みを持たせている。

そんな鹿島において期待を寄せられるのが、ジョーカーの存在だ。2トップに代わるストライカーもそうだが、途中出場で2列目から流れを変えることのできるアタッカーの存在が必要だろう。現に第8節の横浜F・マリノス戦ではFW陣に疲労感も見られ、攻撃が停滞してしまった。途中出場した松村優太や土居聖真も流れを変えるには至らなかった。

そういった意味では仲間隼斗の離脱は痛い。10日の練習中に右ひざを負傷し、約4週間の離脱を余儀なくされる。運動量豊富で積極的に縦へ仕掛けることができ、指揮官好みのMFだ。彼のようにハードワークできるアタッカーが、疲弊したスタメン選手に代わって出場することで、チームの底上げにつながってくるだろう。

横浜FM戦では松村が積極果敢に仕掛け、チャンスを作ろうと意欲を見せた。さらに上へと目指すためには切り札となり得るプレイヤーの台頭も重要となってくる。

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