ノイアーに次ぐ“ドイツNo.2GK”は誰だ トラップ、テア・シュテーゲンら熾烈な未来の守護神争い

フランクフルトではトラップが奮闘中 photo/Getty Images

今年のW杯後にはGKが変わる可能性も

ドイツはGK大国だ。今でもNo.1はバイエルンのマヌエル・ノイアー(35)であり、年齢を感じさせないパフォーマンスで1番手の座を守り続けている。今年のワールドカップ・カタール大会でもノイアーが守護神となるだろう。

気になるのは2番手争いである。ここへきて評価を上げてきたのがフランクフルトのケビン・トラップ(31)だ。フランクフルトはヨーロッパリーグでベスト8へ進出しており、ベスト16の戦いでは延長戦の末にレアル・ベティスを撃破。チームリーダーの1人としてこれに貢献するトラップも継続的にドイツ代表へ招集されている。

代表での最後の出場は2020年の11月となっており、ノイアーに何かトラブルでもない限り出番が回ってくることはないだろう。ただ、選手たちは誰もがワールドカップの舞台を目指している。トラップもこのまま代表へ残ろうと考えていることだろう。
ライバルとなるのはバルセロナのマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(29)、アーセナルのベルント・レノ(30)といったところだが、独『Sport1』はトラップがテア・シュテーゲンをも上回ってドイツ代表2番手GKの位置に収まる可能性もあると見ている。バルセロナは復調状態にあるが、以前ほどテア・シュテーゲンは評価されていないのだ。一時はノイアーをも超えるとの予想もあったが、そうした話題も今は沈静化している。

1番危険なのはレノで、アーセナルで出番がない。完全にアーロン・ラムズデールに定位置を奪われてしまい、今回の代表メンバーからも漏れている。

また若手ではノイアー2世候補と注目されていたアレクサンダー・ニューベル(25)が苦戦している。バイエルンではノイアーを超えられず、今はフランスのモナコにレンタル中だ。まだGKとしては若い選手だが、想定より成長スピードが遅れているとの見方もある。現段階でノイアー2世と呼ぶのは難しい。

今は2番手争いだが、今年のワールドカップを最後にノイアーが代表を離れる可能性もある。すでに次期守護神争いは始まっており、テア・シュテーゲンやトラップにもチャンスはある。

ノイアーに次ぐ2番手、未来の守護神となるのは誰なのか。今評価を上げているのはトラップだ。

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