パス本数もタックル数も《チームNo.1》 ミランを勝利へ導いたベナセルの貢献度

エンポリ戦では随所に活躍が光ったベナセル photo/Getty Images

カルルだけではない勝利の立役者

現地時間12日に行われたセリエA第29節にて、エンポリをホームに迎えての一戦に臨んだACミラン。今季は中堅クラブ相手の試合に苦労している印象も強かったロッソネリだが、同クラブはなんとかこのゲームを1-0で勝利。暫定首位の座はキープすることとなった。

そんなエンポリ戦で抜群の存在感を見せたのがDFピエール・カルルだ。これまで代役センターバックとして最高級のパフォーマンスを披露して若者は、このエンポリ戦でついに今季初ゴールを記録。普段通りに守備でハイパフォーマンスを披露しつつ、狙い澄ました一撃でチームに値千金の決勝点をもたらした。この一戦での活躍はMVP級だったと言っていいだろう。

しかし、その陰でカルルにも負けぬ存在感を示したのがアルジェリア代表MFイスマエル・ベナセルだろう。サンドロ・トナーリと共にボランチの一角としてスタメン出場を果たした同選手は攻守両面で印象的なパフォーマンスを披露。随所に機の利くポジショニングやアグレッシブなプレイでチームにリズムを生み出し、この試合のベナセルはトナーリ以上に“ミランの心臓”として機能していた。
そして、その貢献度の高さはスタッツにも。データサイト『SofaScore』によると、この試合のベナセルはチームトップのパス本数(64本)やタックル数(6回)を記録。彼の活躍があったからこそ、ミランは終始落ち着いてゲームを進めることができたと言っても過言ではないかもしれない。

ミランの中盤に安心感をもたらす“縁の下の力持ち”。主役級と呼べるまでの派手さはないかもしれないが、ベナセルのプレイは確実にチームを勝利へと導く重要な要素となっている。

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