1試合平均“2.6点”の攻撃陣にブレーキ 突如ストップしたインテル10番・ラウタロの不安

攻撃陣の勢いに陰りが見られるインテル photo/Getty Images

セリエA連覇へ攻撃陣の修正が急務

セリエA連覇へ快調に飛ばしていたインテルに異変が起きている。前半戦の戦いぶりは盤石だったが、年明けから取りこぼしが目立っているのだ。

心配されるのは得点部分だろう。リーグ戦に限れば、年明けからの6試合で6得点しか奪えていない。アタランタ戦(0-0)、ミラン戦(1-2)、ナポリ戦(1-1)、サッスオーロ戦(0-2)など強敵との戦いがほとんどではあるものの、年明けまでの19試合では1試合平均2.6点と攻撃陣が好調だっただけに、やや心配な2022年のスタートではある。

中でも不安なのがFWラウタロ・マルティネスだ。前半戦では11得点と好調だったが、そのペースがピタリと止まってしまった。2022年に入ってからはリーグ戦で無得点の状態が続いており、ここは指揮官シモーネ・インザーギも2トップの人選に頭を悩ませているだろう。
エディン・ジェコ、アレクシス・サンチェス、ラウタロの誰を前線で組ませるのか。16日のチャンピオンズリーグ・リヴァプール戦ではジェコとラウタロの2人を先発させるなど1番手はこのコンビなのだが、ラウタロの調子を考えるとコンビを固定しておく必要はない。

リーグ戦ではまだ勝ち点54で2位につけており、勝ち点56で首位を走るミランより消化試合も1つ少ない。まだまだ連覇への光は見えているが、年明けからの苦戦でミランや3位ナポリといったライバルに隙を見せてしまったのは事実だ。インテルが再び彼らと差をつけるには、やはり前半戦で好調だった攻撃面が爆発するしかない。

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