開幕戦を1-0で京都が勝利した
京都サンガFCはJ1第1節で浦和レッズと対戦。12年ぶりのJ1初戦に挑む京都は、エースの一発で勝ち切り浦和相手に勝ち点3を獲得した。J2で驚異的な得点力を見せつけたピーター・ウタカはJ1の舞台でもその能力を遺憾なく発揮しそうだ。
2019年からヴァンフォーレ甲府と京都で3年連続J2でシーズン20ゴール以上を決めてきたウタカ。昨季も21得点を記録してJ1昇格に大きく貢献したエースが浦和にも牙を剥いた。
ウタカはセンターバックとボランチの間のスペースに何度も顔を出してフリーになる。浦和の守備陣は彼を捕まえることができず、同選手をカウンターの起点にさせてしまう。強烈なフィジカルでボールをキープすると、前を向いてドリブル突破を見せてチャンスを創出する。
試合を決めたのもエースの一発だった。49分に川崎颯太が左サイドを突破して中にパスを送る。ゴール前でフリーになっていたウタカは冷静にゴールに流し込み先制点を決めてみせた。左サイドからのドリブルが止めきれなかった浦和守備陣はカバーに入るが、ウタカをフリーにしてしまう。J1とJ2で得点王を経験している38歳がノーマークの状態でシュートを外すことはなく、勝ち点3につながる1点を決めたのだ。
開幕戦から強豪の浦和相手に勝利を挙げた京都。経験豊富なエースが今年も得点を重ねることができればクラブの躍進へ大きく貢献することだろう。