プレミア最下位のクラブに現れた197cmの巨漢FW 前任者ウッドよりも厄介なベグホルストの活躍を刮目せよ

さっそくアシストで結果を残したベグホルスト photo/Getty Images

サイズだけでなくスキルもある

プレミアリーグ第24節バーンリー対マンチェスター・ユナイテッドの一戦が行われ、1-1でのドロー決着となった。ユナイテッドとしては2度ゴールを取り消される苦しい展開となり、勝ち点を落としてしまった。

逆にバーンリーは今後に向けてよい内容のゲームとなったか。前半は相手に押し込まれることになったが、後半は息を吹き返し、ジェイ・ロドリゲスが同点弾を挙げている。特に新加入のFWボウト・ベグホルストは素晴らしいパフォーマンスを披露しており、彼の獲得は正解だったようだ。

オランダでキャリアをスタートさせ、2018年からブンデスリーガのヴォルフスブルクでプレイしていたベグホルスト。今冬の移籍市場でニューカッスルに移籍したクリス・ウッドの代役としてバーンリーにやってきた。

彼の武器は何といっても197cmの大きな体躯だ。センターフォワードの選手であり、サイズを生かした空中戦でダビド・デ・ヘアの守るゴールを何度も脅かしている。さらに少し降りて前線で起点を作ることのできる選手であり、万能性が光っていた。同点弾もベグホルストのポストプレイが起点となり、前線にスペースを生まれ、最後はロドリゲスがゴールネットを揺らしている。英『90min』の採点でベグホルストはチームトップの7点を与えられており、「さらにフィットすることになればより驚異的な存在になる」とお墨付きを得ている。

センセーショナルな活躍でプレミアリーグに自身の名を知らしめたオランダ代表FWだが、ここまでの実績を見れば彼の活躍がまぐれではないことが分かる。今季こそヴォルフスブルクで6ゴールと低調だったが、昨季は20ゴール、その前の年は16ゴールとコンスタントに得点を決めている。ヴォルフスブルク在籍4シーズン144試合で70ゴールとほぼ2試合に1ゴール挙げる得点感覚は素晴らしく、早くもプレミアで結果を残した。

ウッドを売却し、より驚異的なベグホルストを獲得したバーンリー。彼以外にもマクスウェル・コルネやドワイト・マクニールと攻撃で違いを見せられる選手は揃っており、現時点で最下位だが、後半戦は要注意のチームとなりそうだ。

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