主力不在のリーズで孤軍奮闘 チェルシーに襲い掛かったブラジリアンドリブラー

リーズで躍動しているハフィーニャ photo/Getty Images

既に人気銘柄となっている

昨季昇格組としてプレミアを沸かせたリーズ・ユナイテッド。名将マルセロ・ビエルサが率いるリーズは今季のダークホースとして上位争いを面白くする存在かに思われたが、怪我人が続出し、16試合終了時点で16位と下位に沈んでしまっている。特に得点源のパトリック・バンフォードと中盤をまとめ上げるカルヴィン・フィリップスの離脱が大きく響いており、20-21シーズンほどの勢いはない。

それでも、11日に行われたアウェイのチェルシー戦では期待できる内容を見せてくれた。結果2-3で敗れたが、終盤までは2-2で勝ち点を獲得できる可能性は大いにあった。後半アディショナルタイムにPKを与えたことが一番の敗因といえるが、次に生かしたい。

難しいシーズン中盤戦のリーズだが、主力不在の中で孤軍奮闘したのが、FWハフィーニャだ。

昨季フランスのレンヌからやってきたブラジル代表FWは6ゴール9アシストを記録し、一気に主力の座を確保している。今季は14試合で7ゴール1アシストと得点面では昨季を上回っており、大きな成長を見せている。

チェルシー戦では個での突破力が目立っており、2回のドリブルを成功させて相手守備陣に問題を起こしていた。ドリブル以外にも強烈なミドルシュートやパスからチャンスメイクできる選手であり、さらに献身性のある守備も兼ね備えている。さすがビエルサの教え子だといえるが、今季の成績次第では来夏の移籍市場で売却する可能性もあると考えると、今後は余計に負けられない。しかし、ミッドウィークからマンチェスター・シティ、アーセナル、リヴァプールと強豪との連戦が続いており、リーズの底力が試されることになりそうだ(データは『WhoScored.com』より)。

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