“地球上で最も素晴らしい選手” 得点力を身に着けたベルナルド・シウバは止められない

今季はより活躍が際立っているベルナルド photo/Getty Images

ゴールを量産できるプレイヤーとなった

マンチェスター・シティはプレミアリーグ第15節ワトフォード戦に臨み、3-1で勝利を収めている。これでクラブ・ブルージュ戦から続く公式戦での連勝記録を7まで伸ばしており、今後もこの数字が増えることになるか。

そんな絶好調のシティだが、ベルナルド・シウバの躍進が止まらない。

モナコからやってきたポルトガル代表MFは加入当初からコンスタントに出場機会を得ており、チームの中心的選手である。しかし、ケビン・デ・ブライネや昨季得点力を開花させたイルカイ・ギュンドアンの活躍もあり、彼らのインパクトに隠れてしまう時期もあった。

だが、今季はそんなデ・ブライネやギュンドアンに負けない存在感を示している。特に攻撃での貢献度はより大きくなっており、インサイドハーフではベルギー代表MFを押しのけてスタメンに君臨している。出場時間もジョアン・カンセロとエデルソン・モラレスに次ぐ1210分の記録を残しており、指揮官であるジョゼップ・グアルディオラからの信頼も厚い(データは『WhoScored.com』より)。

英『Manchester Evening News』でも「地球上で最も素晴らしい選手」と同選手のここまでのパフォーマンスを高く評価している。シウバがここまで称賛されるのは様々な要因があるといえるが、試合を決めるゴールを奪えるようになったことが大きく影響している。

攻撃面で違いを生み出せる選手であったポルトガル代表MFだが、得点力のある選手ではなかった。彼のキャリアを振り返ると、14-15シーズンのモナコでの9得点が最高であり、意外にも二桁得点はなかった。だが、今季は既に7ゴールとチームトップの数字を記録しており、直近の2試合では3ゴールと大暴れしている。マンチェスターダービーでもゴールを決めた同選手だが、最後まで諦めないランニングがゴールに繋がっており、彼の武器である豊富なスタミナが得点力向上に繋がっているのかも知れない。

得点力が開花したシウバだが、状況は昨季のギュンドアンに似ているか。ドイツ代表MFもゴールを量産するタイプではなかったが、ボックス内での強さを身に付け13ゴールにまで数字を伸ばしている。シウバは既に7ゴールであり、20点の大台に乗せることも不可能ではない。

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