《欧州BIG4》がCLを支配する時代へ? リーガ2強から変わる戦力図

CLでも好調を維持するチェルシー photo/Getty Images

2020年代は新たな支配者が誕生か

2010年代のチャンピオンズリーグは、バルセロナとレアル・マドリードのスペイン2強が支配していた。2010年代はバルセロナが2度、レアルは4度大会を制しており、彼らがベスト4まで勝ち進んでくるのが日常風景になっていたと言える。

しかし、その時代も終わりだ。バルセロナはリオネル・メッシが去り、レアルもクリスティアーノ・ロナウドを失った。レアルは強さを取り戻しつつあるが、チャンピオンズリーグを支配していた時ほどの影響力はない。

代わりに2020年代のチャンピオンズリーグを支配しそうなのが、欧州BIG4だ。

マンCはPSG退け首位通過 photo/Getty Images

今季もBIG4から優勝チームが出る可能性が高い

これは『EuroSport』が名付けたものだが、BIG4とはチェルシー、マンチェスター・シティ、リヴァプール、バイエルンのことだ。

特にプレミア3クラブは強い。昨季王者チェルシーは先日もユヴェントスを4-0で粉砕しており、国内リーグの方でも抜群の安定感を誇る。

マンC、リヴァプールも国内ではずば抜けた力を持っていて、彼らが大きく崩れる姿はイメージしづらい。攻守のバランスを考えても、彼らは今季もチャンピオンズリーグ上位に食い込んでくるだろう。

バイエルンもグループステージでは無傷の5連勝と圧倒的だが、国内リーグの方では中堅クラブに敗れるなど、やや不安定なところもある。同メディアもそこを気にしているが、それでもチャンピオンズリーグ上位に入る力はある。

バルセロナは新指揮官にシャビ・エルナンデスを迎えたばかりで、まだ再建には時間がかかるだろう。イタリア勢も人気こそ取り戻しつつあるが、まだチャンピオンズリーグ制覇を狙えるクラブは見当たらない。

しばらくはプレミア3クラブとバイエルンが支配していきそうだが、彼らを止めるチームは現れるのか。ここまでの戦いぶりを考えると、今季もこの欧州BIG4の中から優勝クラブが出ると考えるのが妥当だろう。

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