次なる米国産ヤングスターのブレイク候補 ブンデスを荒らすボルシアMGの“18歳”

今季ブンデスで頭角を現しているスカリー photo/Getty Images

今季は一気に出番増

近年、ドイツ・ブンデスリーガで目立っているアメリカ人プレイヤーの台頭。ドルトムントのMFジョバンニ・レイナ(18)、RBライプツィヒのMFタイラー・アダムス(22)、バイエルン・ミュンヘンからホッフェンハイムにレンタルされているDFクリス・リチャーズ(21)など、同リーグでは将来有望な米国産の才能が順調な成長を見せている。

そんななか、またしてもブンデスで新たなアメリカ人選手が頭角を現している。その選手とは、ボルシアMGに所属するU-17アメリカ代表DFジョー・スカリー(18)。昨季冬の移籍市場で欧州初上陸を果たした若者は、今季早くもボルシアMGで絶対的な主力に。左右のサイドバックとウイングバックをそつなくこなし、ここまでは公式戦11試合に出場している。

今年1月にニューヨーク・シティから加入して半年は出番がなかったものの、2021-22シーズンにその才能が一気に開花したスカリー。そんな彼は、今やブンデス・アメリカ勢のなかで最も将来有望なひとりと数えることができるだろう。データサイト『WhoScored.com』による1試合平均評価点も、ここまで出場したリーグ戦9試合では「6.84」というハイレベルな数字をキープしている。
「今日のブンデスにおいて、最も優秀なアメリカ人プレイヤーはおそらくレイナだ。だが、今季はスカリーも非常に良い働きを見せているね。とても良いスプリントを持っているし、上下動の多さもポジティブな印象を受ける。まだ最高とまでは言えないかもしれないけれど、これからプレイタイムを伸ばしていけばもっとビッグになるだろう。伸びしろという点では、ほかの誰よりもあるかもしれない」(米『ESPN』より)

そんなスカリーに関してこのように賛辞の言葉を送るのは、かつてドルトムントでもプレイした元アメリカ代表FWジョバン・キロフスキ氏だ。現時点でこそまだ才能の原石ではあるが、磨けば光るものを持っているスカリー。はたして、彼はこれから先のキャリアでどこまでその評価を高めていくことができるのだろうか。いずれはブンデスを代表するSBになってほしいところだ。

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