プレミアよりもCLが重要? マンCでのペップがイマイチ評価されない要因とは

CLさえ取れればその評価も覆るか photo/Getty Images

批判を聞くことも多い

2016年にマンチェスター・シティの指揮官に就任したジョゼップ・グアルディオラ。初年度こそ無冠に終わったが、その後は順調に戦力を強化し、好成績を残している。昨季はCLファイナルまで進出しており、ビッグイヤー獲得に近づいた。

このように優秀な監督であるペップだが、批判として挙がるのがCLでの成績か。監督としてはバルセロナで08-09シーズン、10-11シーズンにビッグイヤーを獲得しているが、その後のバイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・シティでは獲得できていない。マンCに関しては昨季ようやくファイナルに駒を進めたが、以前まではベスト8に進むのがやっとであり、一昨季はリヨン相手に3バックで挑むなど、大一番での奇策癖も指摘されている。昨季のCLファイナルもアンカーにはロドリやフェルナンジーニョではなく、そのポジションでの起用が少ないイルカイ・ギュンドアンを配置して敗戦となっており、「オーバーシンキング」と揶揄されることが多い。

とはいえ、長いシーズンを戦うのであれば世界でもトップクラスの名将だ。これは結果が示しており、彼が就任した16-17シーズンから昨季の20-21シーズンまでにプレミアでは3回のリーグタイトルを獲得している。戦力の入れ替わりが激しいリーグでこれは素晴らしく、17-18、18-19シーズンでは2連覇を果たしており、近年のリーグの力関係を考慮すればどれだけ難しいことか分かるだろう。現在も新しいシステムを研究して常に変化を続けており、マンCでビッグイヤーを獲得すれば彼への批判も少なくなるか。

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