昨季のELファイナルが早くもCLで実現 リベンジに燃えるマンUだが、攻撃面が……

ブルーノ・フェルナンデスに頼るのも良いが、彼への負担が大きすぎる photo/Getty Images

監督交代も一つの手だが

クリスティアーノ・ロナウドをはじめとする即戦力を獲得し、今季こそはタイトル獲得に向けて期待できるマンチェスター・ユナイテッド。プレミア開幕戦ではブルーノ・フェルナンデスがハットトリックを達成し、ポール・ポグバが4アシストを記録。英国屈指の攻撃力の高さを見せつけた。しかし、続くサウサンプトン戦に引き分けると、CLグループステージではヤングボーイズに敗戦。直近ではアストン・ヴィラに敗れている。

自慢の攻撃力が沈黙し、勝ち点を落としているマンU。ここ数年の課題である格下への取りこぼしが深刻だ。現状では上位と並ぶ勝ち点13ポイントだが、ここまでいわゆる強豪と対戦しておらず、今後が少し心配だ。前述したロナウドやジェイドン・サンチョと攻撃陣には新しいメンバーが加入しており、彼らがこの問題を解決できるか。

このように状況の良くないマンUだが、ミッドウィークにはビジャレアルとのCLグループステージが控えている。ビジャレアルといえば昨季のELファイナルのカードであり、マンUは決勝で負けている。更に初戦ではヤングボーイズにまさかの敗戦を喫しており、ここで黒星となれば2連敗だ。昨季もCLではグループステージで姿を消しており、2季連続でのEL行きは避けたいところだ。

改善すべきはやはり攻撃パターンを増やすことか。ここまでのマンUはB・フェルナンデスやポグバにチャンスメイクを頼っており、ヴィラ戦ではそれが顕著に出ている。データサイト『WhoScored.com』によればヴィラ戦ではB・フェルナンデスが10本の決定的なパスを供給しており、彼への依存度の高さが分かる。彼を経由しない攻撃が単発なものが多く、工夫を加える必要がありそうだ。

プレミア優勝候補の一角といわれながらも怪しくなっているマンU。ビジャレアル戦に勝利し、週末のエヴァートン戦に備えたいか。

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