諸刃の剣なのか マンC戦で移籍後初ゴールを決めたメッシをどう評価する?

メッシの一発で仕留めきる決定力はさすがの一言だ photo/Getty Images

一瞬でゲームを決める能力はさすがだ

29日に行われたパリ・サンジェルマン対マンチェスター・シティの一戦。昨季のCLラウンド4のカードであり、PSGとしては2連敗の借りを返す絶好の機会となった。すると、9分にイドリッサ・ゲイェがボックス内からシュートを決め、先制に成功。その後は攻め込まれるも、跳ね返し続け74分にリオネル・メッシが移籍後初ゴールを記録し、2-0での勝利となった。大方の予想通り守備の時間が続くも、後方が高い集中力を保ち、お得意のカウンターでとどめを刺した。

2点目を決めたメッシだが、カウンター時にはキリアン・ムバッペとの素晴らしいコンビネーションからゴールを決めている。マンCの守護神であるエデルソン・モラレスも動けておらず、完璧なシュートコースに蹴り込んだ。

このようにダメ押し弾を決め勝利を確実なものとしたが、メッシは諸刃の剣ともいえるか。この試合でゴールはしたものの、動き出しが少なく特に前半はゲームから消えている時間が多かった印象だ。守備でも積極的に走ることはなく、簡単に目の前でサイドチェンジやパスを見送ってしまっている。この試合ではマンCが決定力を欠いたこともあり、目立つことはなかったが、リヴァプールやチェルシーのようなボックス内で強さを見せるストライカーのいるチームと対戦する際は起用が難しく、それであればアンヘル・ディ・マリアといった守備で走れる選手が起用されるか。

ゴールは決めたものの評価の難しいメッシ。まだ移籍して間もなく今後はより彼にあった使い方を見つけていかなければならないが、インパクトとしてはバルセロナを超えることは難しいか。

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