チームの中心から控えに降格 厳しすぎるドイツ代表FWを取り巻く環境

ヴェルナーも良いパフォーマンスを披露しているが photo/Getty Images

今後の活躍に期待だ

インテルからロメル・ルカクを獲得したチェルシー。彼の強靭なフィジカルと決定力の高さはプレミアでも十分に通用しており、今季すでに3ゴールを挙げている。約150億円と高額な移籍金を支払ったチェルシーだが、この移籍は成功のようだ。

しかし、FWティモ・ヴェルナーの存在感は薄くなってしまった。以前はルカクが務めている最前線も任されていたが、現在は控えに回っている。決定力は無いものの、献身的な守備と動き出しで勝負していた選手だが、ルカクのインパクトの強さには勝てないか。

そんなヴェルナーだが、早くも移籍の話が出てきた。英『90min』ではボルシア・ドルトムントやバイエルン・ミュンヘンといったドイツの強豪がヴェルナーに興味を持っていると報道している。ドルトムントに関しては、今の9番であるアーリング・ハーランドの移籍の噂が多く、実現となればヴェルナーを後釜に据えたいと考えているとのこと。

とはいえ、シーズンも始まったばかりであり、ヴェルナーにも出場機会は与えられるだろう。実際にチェルシーはリーグ戦、国内カップ戦、CLと試合数が多く、ルカク一人で戦うのは不可能だ。いずれはクラブもヴェルナーの助けが必要となるだろう。

昨季はビッグイヤーを獲得し、華々しい成績を挙げたクラブの中心的存在だったヴェルナー。確かに決定力不足は目立ったが、プレミア、CLで計10ゴールを挙げており、ヴェルナーを取り巻く環境は少し厳しいようにも感じる。結果を出して周りを見返す必要がありそうだ。

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