“肉体改造”で悩めるオランダ人MFは復活する? プレミア仕様の身体で逆襲へ

新シーズンでの逆襲を図るファン・デ・ベーク photo/Getty Images

昨季は苦悩のシーズンを送ったが

昨季こそ出番は限られていたものの、2021-22シーズンにマンチェスター・ユナイテッドのオランダ人MFはその真価を発揮することができるか。同じポジションに強力なライバルは多いが、新シーズンにおけるドニー・ファン・デ・ベーク(24)の逆襲に期待している人は少なくないだろう。

2020年夏に大きな期待を背負ってアヤックスから加入するも、移籍初年度はプレミアリーグでの先発出場がわずか4試合に終わったファン・デ・ベーク。出場できても終了間際の数分間だけという試合も少なくなく、昨季のマンUにおいては完全に浮いた存在となってしまっていた。しかし、新シーズンではそんな状況に変化が生じるのか。今夏のプレシーズンにて、ファン・デ・ベークは昨季までとは一味違う雰囲気を醸し出している。

その大きな要因が、身体の変化だ。昨季はまだスラリとした体型だったファン・デ・ベークだが、今夏のプレシーズンを見る限り彼の筋肉量は明らかに増加しているように見える。以前よりも体つきはガッチリしており、いかにも“プレミア仕様”の身体に仕上がっている印象だ。当たり負けしない身体を手に入れたことによる変化。これがプラスに働けば、このオランダ人MFはマンUの中盤で昨季よりも大きな存在感を発揮することができるだろう。
「プロの選手として、誰もがチームに戻る前には新たなシーズンに向けての準備をしている。チームに合流してからも、僕はみんなが一生懸命トレーニングをしているのを見て嬉しくなっているよ。なかでも驚いたのはドニーかな。彼もかなり熱心にジムで汗を流しているよ。それは彼の身体を見ればわかるはずだ。彼は僕らのなかでも明らかにクオリティの高い選手の一人だけど、今はさらに成長しているんだ。素晴らしいね」(英『Daily Mirror』より)

チームの中心人物であるB・フェルナンデスも、ファン・デ・ベークの変貌ぶりについてはこのように語っている。はたして、昨季燻っていたオランダ人MFはこの肉体改造を機にマンUでの存在感を強めていくことができるのか。2021-22シーズン、赤い悪魔の悩める中盤戦士が披露する逆襲劇に期待だ。

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