川辺駿が加入したグラスホッパーズ 名門だが近年は低迷気味か

スイス行きとなった川辺 photo/Getty Images

まずは出場機会を得たい

川崎フロンターレの田中碧、ジュビロ磐田の伊藤洋輝がドイツへ移籍を決めるなど、海外へのステップアップが盛んに行われている今夏の移籍市場。川崎の三笘薫もどうやら東京五輪後に海外に挑戦するようだ。他の選手もこの流れに続きたいが、サンフレッチェ広島のMF川辺駿がスイスの名門グラスホッパーズへ移籍を決めた。

グラスホッパー・クラブ・チューリッヒ、通称グラスホッパーズはスイスの中心都市であるチューリッヒを本拠地とするクラブだ。1886年に創設された歴史あるクラブで、日本で例えるのならJ1のようなトップカテゴリーであるスーパーリーグで27回の優勝を収めるなど、力のあるクラブであった。しかし近年は低迷しており、昨季は2部でシーズンを戦い優勝している。そのため来季は昇格組としてスーパーリーグに挑戦することになる。

グラスホッパーズは昨季、基本的に[4-2-3-1]のスタイルで試合に臨んでおり、川辺はダブルボランチの一角、もしくはトップ下での起用となるか。彼の攻撃を組み立てる力と積極的な攻撃参加を見せ、まずはポジション争いから始まることになるだろう。

また、監督であるジョルジョ・コンティーニは今年の6月に就任した新指揮官であり、昨季の積み上げよりも現状のパフォーマンスで先発が決められることになるだろう。そういった点では川辺にも平等にチャンスが与えられることになり、アピール次第ではすぐにでも出場機会も獲得できそうだ。

そんな川辺の公式戦での初戦は早く、25日にバーゼルとのリーグ開幕戦を迎えることになる。

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