サンチョを引き抜かれても無問題? ドルトムントが見つめる“21歳”の怪物は

今季PSVで圧倒的な存在感を放ったマレン photo/Getty Images

オランダで暴れるヤングアタッカーに照準

今夏、もし若きスーパーアタッカーが移籍を選択することとなれば、ドルトムントはいったい誰を後釜に据えるのか。その若きスーパーアタッカーとは、イングランド代表FWジェイドン・サンチョ(21)。昨夏クラブとの契約を更新したばかりの同選手だが、2021年の夏はマンチェスター・ユナイテッド移籍の噂が再燃中。ブンデスが誇るヤングタレントは、またもマーケットを騒がす存在となっている。

英『Daily Mail』によると、マンUはサンチョの引き抜きに7500万ユーロ~8700万ユーロ(約100億~115億円)程度の資金を用意しているとのこと。昨夏こそ獲得に1億ユーロ以上の移籍金が必要とされたサンチョだが、現在そのハードルは引き下げられている可能性も高いという。実際、ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDは選手とクラブが結んだ移籍に関する紳士協定の存在を明らかにしており、一定の条件さえ満たせばサンチョの移籍は可能になると明かしている。

では、そんなサンチョが引き抜かれることとなれば、ドルトムントはどうやってその穴埋めに動くのか。得点もアシストも量産できるサンチョの代役を務めることができる選手など、そう簡単には見つからない。後釜探しは相当に骨の折れる作業となるだろう。しかし、そんななかでドルトムントはオランダで躍動する21歳のヤングスターに目をつけたのか。独『Sport Bild』によると、同クラブはオランダ・エールディビジのPSVで躍動する21歳の獲得に興味を示しているという。

その21歳とは、オランダ代表FWドニエル・マレンだ。今季はPSVで公式戦45試合に出場し、27ゴール10アシストを記録した同選手。ここ最近はCFを主戦場としているものの、サイド流れてからのカットインなどウイング的なプレイの質も高い。スピードを活かした突破は前線で脅威となるはずで、常にゴールへ直結する動きを取っている部分はサンチョに似たところがあると言っていいだろう。4大リーグで通用するかは未知数だが、もはやオランダの枠に収まる選手でなくなってきているのも事実だ。期待できる逸材なのは間違いないだろう。

「ドニエルは非常にスピードのある選手で、チャンスがあれば必ずと言っていいほどゴールを奪う。まだ若い選手だけど、彼は本当に素晴らしい才能を備えているよ」(蘭『ELF votetbal』より)

今季PSVでプレイした元ドルトムントのMFマリオ・ゲッツェも、マレンの備える才能にはこのように太鼓判を押している。もしサンチョが引き抜かれることになったとしても、ドルトムントはまたも優秀なヤングタレントを迎えることでその危機を脱することになるか。確かな目利きと積極的な動きで、早くもサンチョの後釜候補に照準を合わせるドイツの若手軍団。こうした企業努力が、ドルトムントのブランドを支えている。

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