ベテランでなぜ悪い 30代がスタメン半数のチーム支える“日本の皇帝”

フランクフルトで共闘する鎌田と長谷部 photo/Getty Images

経験こそ彼らの勝利の秘訣

若手が重視される現代サッカーにおいて、その流れに逆行しているとも言えるチームの1つがフランクフルトだ。

開幕3試合で2勝1分とまずまずのスタートを切ったチームを支えるのは、30オーバーのベテラン選手たちだ。

例えば3-1で勝利した第2節のヘルタ・ベルリン戦では、スタメンの平均年齢が29歳だった。

GKケビン・トラップ(30)、DFダビド・アブラハム(34)、長谷部誠(36)、MFセバスティアン・ローデ(30)、シュテファン・イルザンカー(31)、FWバス・ドスト(31)と、スタメンに6人も30代プレイヤーが名を連ねている。

現代のサッカー界では珍しい構成であり、FW鎌田大地やアンドレ・シウバ(ともに24歳でスタメン最年少)の方がレアな存在になっている。

しかし、ベテランだから悪いなんてことはない。独『Hessenschau』は、蓄積された経験こそ開幕3試合の2勝1分に繋がっているとの見方を示している。

フランクフルトにあるのは、優れた選手かどうかの判断基準のみ。年齢で選ぶことはしない。

最たる例は長谷部だろう。最年長の長谷部に関して、同メディアはアブラハムやケビン・トラップと合わせて絶対の常連プレイヤーだと伝えている。36歳は引退を考慮しても不思議はない年齢だが、今のフランクフルトに長谷部と同じ仕事をこなせる者は少ない。長谷部は欠かせないキーマンなのだ。

また36歳の長谷部だからこそチームにもたらせるものもある。豊富な経験はフランクフルトの守備を支えるのに役立っており、若手では出せない味のあるプレイこそ長谷部の魅力だ。

今後もフランクフルトは優れた選手かどうかでスタメンを選んでくるだろう。ブンデスリーガでは若手主体のチームも目立つが、それにベテラン組でぶつかるフランクフルトも面白い。

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